子安山 帯解寺

2009-8-18 18:45 投稿者:  admin
 
日本最古の安産祈願・求子祈願霊場 神仏霊場奈良県第五番

帯解寺縁起

当山は弘法大師の師である勤繰大徳の開基巖渕千坊の一院で霊松山と申しました。
そして、今から約千年前、人皇55代文徳天皇の御妃染殿皇后(藤原明子)が永い間お子様が生まれず、大変お悩みの折、祖神春日明神のお告げによって、早速勅使をたてられて帯解子安地蔵菩薩にお祈り遊ばされたところ、まもなく御懐妊、月満ちて惟仁親王(のちの清和天皇)を御安産になられました。
文徳天皇はお喜びのあまり、天安二年(858年)春、更に伽藍を建立になり寺号を改められ、無事帯が解けた寺、帯解寺(おびとけでら)と勅命せられました。
帯解の名称はここから始まりました。

本尊地蔵菩薩(国指定重要文化財)

帯解寺の本尊子安地蔵菩薩は弘法大師一刀三礼の作とも伝えられる、日本最古の求子安産の霊像であり、国の重要文化財に指定されています。
左手に宝珠、右手に錫杖を執り、左足を踏み下げて岩座上に坐しています。
また、腹前に裳の上端の布や結び紐が表されているところから「腹帯地蔵」といわれ、安産祈願の対象として広く信仰をあつめています。

安産祈祷

出産月までご祈祷いたします。
ご参詣当日はご本人様に直接ご祈祷いたします(代理の方でも結構です)。
ご祈祷料はお守り、お札をあわせて一万円です。
帯は別料金となっており、当山でさらしとコルセットタイプのものを取り揃えております。また持参されても結構です。
尚、ご祈祷の際には出産予定日、ご夫婦のお名前、ご住所、生年月日が必要となります。

【帯について】

古来より妊娠して五ヶ月目の戌の日からさらしの腹帯をまく習慣が伝わってきました。
犬は多産でありながらお産が極めて軽いということから安産の守護神として、また悪鬼を払い赤ちゃんを守るという意味があるといわれています。戌の日からというのはこの犬の安産にあやかっています。
また五ヶ月を過ぎ、おなかが大きく重たくなってくると腰に負担がかかり腰痛を起こしやすくなります。そこでおなかを持ち上げるようにしっかり支え、腰や背中の負担をやわらげる妊婦帯をつけるのです。

当山では安産祈祷の際、五ヶ月目の戌の日から着帯される帯も一緒にご祈祷いたします。昔ながらのさらしのほか、コルセットタイプなど今風の帯も各種取り揃えております。
※帯は当山で安産祈祷をされる方のみに販売いたしております。帯のみでの販売はいたしておりません。

護摩祈祷

●地蔵尊護摩祈祷会

毎月(4・7・8月は除く)二十四日 午後二時より厳修 ※日程変更場合あり

護摩祈祷とは、地蔵菩薩の智恵(火)で煩悩(護摩木)を焼き尽くすことにより、願いの成就をご祈願するという、お大師様(弘法大師様)が伝承されてきた密教秘法です。

●添え護摩祈祷

お申し込みの護摩木をお焚き上げ祈祷いたします。添え護摩木一本につき願い事一つ、願い主一人です。御祈祷料は一本五百円です。

●特別護摩祈祷

特別護摩祈祷では、ご祈祷後、御祈願のお札を授与いたします。御祈祷料は五千円となっております。
近畿 )
帯解寺本堂
帯解寺本堂
本尊・地蔵菩薩像
本尊・地蔵菩薩像
護摩堂
護摩堂

ホームページURLhttp://www.obitokedera.or.jp/
電話番号0742-61-3861
FAX番号0742-63-0825
郵便番号630-8444
住所奈良県奈良市今市町734
すべてのご祈祷は毎日 午前8時半 〜 午後4時半までで、
初参り(お宮参り)と七五三参りは予約制、
それ以外のご祈祷は予約無しで来られた順番に受け付けています。

すべてのご祈祷とも受付場所は山門より境内に入られて右手にあります受付となっておりますのでご参詣の際はまず受付にお越し下さい。