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公営墓地の探し方と申し込み|条件と募集の時期

公営墓地は、市区町村や都道府県が経営する墓地です。募集は自治体ごとに行われ、年に一度まとめて抽選するところも、空きが出たら先着順で受け付けるところもあります。探し方、住所や遺骨の条件、募集の時期、申し込む前に確かめることを、厚生労働省の指針と自治体の公式の募集案内をもとにまとめました。

公開

公営墓地は、市区町村や都道府県が経営する墓地です。探すときは、まずお住まいの市区町村のホームページか窓口で、墓地の募集を確かめます。募集は自治体ごとに行われ、年に一度まとめて抽選するところも、空きが出たら先着順で受け付けるところもあります。その自治体に住んでいることなどを、申し込みの条件にしているところがあります。

お寺の檀家にならずにお墓を持ちたい、宗派を問わずに納めたい、と考えて公営墓地を探す人がいます。探し方と、申し込みの条件、募集の時期を、実際の募集案内の例で説明します。

公営墓地とは#

厚生労働省が2000年に示した「墓地経営・管理の指針」は、墓地を経営するのは市町村などの地方公共団体が原則で、それが難しい場合も宗教法人や公益法人などに限るとしています。地方公共団体が望ましい理由として、将来にわたって安定した運営ができ、住民が安心して利用できることを挙げています。

同じ通知は、墓地を、地方公共団体が経営し申請に対する行政の許可で使う公営墓地、お寺が檀家のために設けた寺院墓地、宗教法人や公益法人が経営する宗派を問わない墓地などに分けて説明しています。公営墓地は、申し込んで使用の許可を受ける形になる点が、ほかの墓地と違います。

厚生労働省「墓地経営・管理の指針等について」(平成12年12月6日 生衛発第1764号)厚生労働省(外部サイト)

公営墓地にも、墓石を建てる区画のほか、芝生の区画、ほかの人と一緒に納める合葬式の墓地、樹木の下に納める墓地などがある自治体があります。どの種類を募集しているかは、自治体と年度によって違います。

探し方#

公営墓地の探し方

  1. お住まいの市区町村のホームページで「市営墓地」「霊園」「墓地 募集」などを探すか、市区町村の窓口に問い合わせる

  2. 都道府県が経営する霊園がないかも確かめる

  3. 本籍地や、隣の市町村の墓地も、条件によっては申し込めることがあるので、募集案内で確かめる

  4. 募集要項(申込みのしおり)を取り寄せ、条件・区画・料金を読む

墓地を担当する課の名前は、自治体によって違います。分からないときは、市区町村の代表の窓口で「市営墓地の募集について」と聞くと、担当の課を教えてもらえます。

申し込みの条件の例#

条件は自治体ごと、墓地の種類ごとに違います。ここでは、2026年度の公式の募集案内から2つの例を挙げます。

東京都の都立霊園(令和8年度)#

東京都の報道発表によると、令和8年度の都立霊園の募集では、主に次の条件がありました。

  • 墓石を建てる一般埋蔵施設などは、申込者が都内に5年以上続けて住んでいること
  • 合葬埋蔵施設と樹林型合葬埋蔵施設は、都内に3年以上続けて住んでいること(八柱霊園は千葉県松戸市も含む)
  • 申込者が、その遺骨の祭祀の主宰者(将来にわたって遺骨とお墓を守っていく人)であること
  • 小平霊園の一般・芝生埋蔵施設と八王子霊園の芝生埋蔵施設は、一度も埋蔵・収蔵したことがない遺骨であること(お墓から移す遺骨は申し込めない)
  • 申し込みは、1人(1世帯)1か所まで

合葬埋蔵施設には、使用の許可を受けた日から20年間個別に保管してからほかの遺骨と一緒に埋蔵するものと、納骨のときにすぐ一緒に埋蔵するものがあります。合葬埋蔵施設と樹林型には、生前に申し込める枠もあります。

東京都 報道発表「令和8年度 都立霊園の使用者を募集」(2026年5月25日)東京都(外部サイト)

岡山市の市営墓地(令和8年度)#

岡山市の令和8年度の市営墓地の募集では、市内に住んでいる人のほか、市内に本籍がある人、隣接する市町に住んでいる人も応募できます。応募が多いときは抽選です。一部の墓地では、空きがあれば抽選によらず先着順で受け付けています。

岡山市「市営墓地の使用者募集について」岡山市(外部サイト)

募集の時期と倍率#

募集の時期も、自治体によって違います。

自治体令和8年度の募集期間
東京都(都立霊園)6月12日〜7月3日
岡山市(市営墓地)11月5日〜11月25日

東京都の場合、8月14日に抽選があり、使用許可証は12月に交付される予定でした。年に一度の募集を逃すと、次の年度まで待つことになります。

人気のある墓地では、申し込みが募集数を大きく上回ります。東京都の発表では、令和8年度の倍率は、一般埋蔵施設などが2.4倍、合葬埋蔵施設が6.4倍、樹林型合葬埋蔵施設が3.1倍でした。同じ合葬埋蔵施設でも、小平霊園は19.4倍、八柱霊園は1.4倍と、霊園によって大きく違います。

東京都 報道発表「令和8年度 都立霊園公募受付状況と抽選会について」(2026年8月6日)東京都(外部サイト)

申し込む前に確かめること#

募集要項で確かめること

  1. 住所や本籍の条件と、何年住んでいることが求められるか

  2. 遺骨が手元にあることが条件か。生前に申し込めるか

  3. いまのお墓から移す遺骨でも申し込めるか

  4. 使用料と、毎年の管理料の額

  5. 合葬式の場合、個別に納めておく期間と、その後に合祀するかどうか

  6. 落選したときに、次の募集はいつか。先着順で受け付けている墓地はないか

いまのお墓から公営墓地に遺骨を移すときは、改葬の許可が要ります。手続きは、墓じまい(改葬)の手続きと流れ|必要な書類で説明しています。合葬式の墓地と、ほかの納め方の違いは、お墓の形を比べるで一覧にできます。

まずは、お住まいの市区町村のホームページで、墓地の募集がいつあるかを確かめてください。

法要や供養のしきたりは、宗派・地域・ご家庭によって異なります。実際の段取りは、菩提寺や葬儀社にご確認ください。

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