茨城県水戸市の日蓮宗 妙典教会は、墓所・霊園のほか、人形供養、水子供養、お焚き上げ供養を真心込めて随時執り行っております。

私達は、神仏の魂の入ったものを粗末にしてはいけないと言い聞かされてきておりますが、神棚や仏壇、人形などが必要でなくなったとき、皆様はどの様なお取り扱いをしておりますでしょうか。

子供の成長に伴い飾らなくなったお人形や、壊れてしまったお人形をそのままにしておくことはあまりいいことではありません。現在は、引き取りや処分を行う神社やお寺さんがほとんど無いのが現状です。したがって、やむを得ずゴミ又は粗大ゴミとして処分されているのが現在の社会情勢でありますが、こういった行いは当事者にとって何かと抵抗を感じることと思います。

お焚き上げ供養の日蓮宗 妙典教会では、この様なご事情で心を痛めておられる方々に少しでもお役に立てればと、完全な焼却設備の元で、私たちの厄を受けてくれたお人形および全ての霊魂物を丁重に、中村住職がご 供養し、お焚き上げいたしております。
真心込めたご供養で人々の「和み」の日々を祈念いたします。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　合掌
※当院は宗派は問いません。

日蓮宗の祈祷では、天部の神々を重視します。
特に重要なのが、鬼子母神と十羅刹女です。この女神は、法華経の文中に登場する 神です。この神々は「法華経を読誦し、受持する者を守り、災いを取り去り、法華経の行者に危害を加える者を罰する」と誓っています。
事実、鬼子母神は子供やお産の守り神として有名ですが、日蓮宗の祈祷では恐ろしい憤怒像で表現されており、破邪調伏に拝されるのです。同様に、法華経に登場する天部の神々は、いずれも崇拝の対象になります。八大龍王、大黒天、帝釈天、四天王、摩利支天なども重要です。また、神道の神が取り込まれた法華三十番神もあります。これは、神道の神々が交代制で法華経の行者を守ると言う思想です。法華経で、神々が法華経の行者を守護すると誓ったのだから、日本の神々とて例外ではないのです。
三十柱の神々から成りたちますが、七面天女も重要で、身延山の守護神にして女人救済とも大きく関わります。

水子とは、母胎内にあって、両親の愛を信じて安心して発育している赤ちゃんが、人工妊娠中絶や流産、死産など何らかの理由で亡くなってしまった胎児のこと を言います。水子供養を行う事は、何処に行けばよいのか迷っている水子の霊魂を弔う事と共に、両親の悲しみを癒す意味も含まれます。

大切にしている人形や思い入れのある人形は、そのまま処分するのではなく、ちゃんと最後まで供養してあげる事が大切です。
人形とは、人の形（身代わり）であり、一緒に成長を共にし、楽しい思い出、悲しい思い出が詰まっているもので、供養とは人形に対して、心を癒してくれた愛情ある人形への、感謝の気持ちを込めて行う報恩です。