概要
観音寺は、元和四年(1618年)浅野氏入封の際に一緒に来られた桂雲禅師が中興開基されました。ご本尊十一面観世音菩薩は大同年中(806〜810)常勝将軍といわれた坂上田村麻呂公の守本尊で、身丈僅か一寸八分の秘仏で、小栗観音とも称しており、厄病、水難、難産に対して霊験著しく古くから一般庶民の信仰は申すまでもなく、毛利輝元公、小早川隆景公も当山へ登って大慈大悲の尊像に礼拝されるのが常でありました。その後福島、浅野藩と時代は移り変わっても有徳の人々は常に当山に足を運び、仏縁を結び家内安全、子孫繁栄を祈ったと口伝されております。
詳細
観音寺は、広島市佐伯区にある臨済宗(禅宗)の禅寺です。花の寺として知られる観音寺では、永代供養、墓苑、坐禅会、あじさい祭りなどの活動を行っております。
永代供養は、毎年の春秋彼岸・お盆・祥月命日に法要を行い、宗旨は不問で、生前の申込みも可能です。
墓地は、350区画あり、全面南向きで、四季の花々に囲まれ、瀬戸内海を見下ろせます。
坐禅会は、毎月第2土曜午後2時から午後3時半まで行っております。
6・7月には、350種3000本の紫陽花をめでるあじさい祭りがあり、その他に境内では、春は600種の椿・85種150本の桜、秋は芙蓉、晩秋はドウダンツツジ等が御覧いただけます。
また観音寺は、広島新四国八十八ヶ所霊場の第五十一番札所となっております。